各位
昨年夏、私たちは「プラント技術者の会」を立上げ、「ストレステスト評価」を主要課題として、「柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会」や「原子力資料情報室」と共にこの課題に取り組んできました。また「福島原発事故緊急会議」や「たんぽぽ舎」などとも連携を図り、再稼働阻止の活動を進めてきました。
一方、6月29日(金)の巨万の官邸前行動、翌30日の36時間にわたる大飯原発ゲート前完全封鎖行動などにもかかわらず、大飯3号機(1日21時)、4号機(18日21時)の起動を許してしまいました。
しかし7月6、13日の官邸前~国会正面前行動や7・15の17万人集会に見られる如く、再稼働反対の声と力は一層強くなっています。
さて7月30日(月)私たちは、院内集会「ストレステスト・再稼働問題の徹底検証」を開きます。これまでの活動を振り返り、様々な評価や反省の中で、今後の課題や方向性や活動の拡大強化をどう図っていくのか、参加者一人一人が考えてみようとする院内集会(衆院第一議員会館、17時から)です。
友人知人にもお知らせいただき、多数ご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
プラント技術者の会(小川正治、川本幸立)
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国会議員・市民の皆さま
院内集会「ストレステスト・再稼働問題の徹底検証」へのご案内
昨年7月に原発再稼働の可否を判断するためとして「ストレステスト」を実施することが政府から表明され、大飯3号を皮切りに、これまで22基の原発についての報告書が提出されてきました。11月からは原子力安全・保安院の主宰による意見聴取会が始まり、井野博満、後藤政志の両委員より、審査体制の問題や多くの技術的欠陥が追及され、広く市民の皆さんとの共有化が図られてきました。
結果として大飯3、4号機の再稼働は許してしまったものの、ストレステストに関わる安全論理の破綻、4月の政府判断基準なるものの欺瞞等々については広く知れ渡るものとなり、結果として大飯再稼働への市民の大きな怒りを呼び起こす原動力の一つともなりました。
今後、他の原発の再稼働については、新たに設置される原子力規制委員会に役割が引き継がれることになりますが、現時点において、ストレステストの立ち上げから、大飯原発再稼働をめぐるこれまでの経過と問題点を整理し、今後の取り組みの方向や原子力規制のあり方についての議論を深める場を設けたいと思います。
皆さまの奮ってのご参加をお待ちしています。
-記-
日 時: 2012年 7月30日(月) 17:00-19:30
場 所: 衆議院第一議員会館 多目的ホール
主 催: 柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会、プラント技術者の会、原子力資料情報室
協 力: 国際環境NGO FoE Japan、福島老朽原発を考える会(フクロウの会)
プルトニウムなんていらないよ!東京、福島原発事故緊急会議
参加費: 500円
主な報告内容:
■ ストレステストに関わる中間総括、今後の取り組み(川井康郎、プラント技術者の会)
■ 原発設計技術者の立場から、意見聴取会での検証を振り返る(後藤政志)
■ 技術的な課題は解消されたのか(藤原節男、「原子力ドンキホーテ」著者)
■ ストレステストという枠組みの問題と二次評価への課題(井野博満)
■ 意見聴取会の公開性と参加民主主義(杉原浩司、福島原発事故緊急会議)
■ 今後の原子力規制のあり方(只野靖、弁護士)
問合せ先:菅波 完(柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える科学者・技術者の会)
E-mail kk-heisa@takagifund.org 携帯 070-5074-5985